真昼ハ想フ。

日々をちょっとだけうまく泳ぐ為のキヅキを

蝙蝠が部屋の中に侵入してきたら


ちょっくらパソコン作業でも済ますかと、コーヒー片手に部屋に入った時だった。


見慣れた黄色いカーテンの端に見慣れぬ黒い物体。


ちょっとびっくりしたけど一瞬何かわからなかった。

 

その後1メートルくらいの位置まで近づいてやっと正体が判明した。

 

コウモリだ。

 

蝙蝠だ。(←こんな漢字なのかよ。つかわねーよ。虫かよ。)

 

 

コウモリと気づいて改めてびっくり。


やっぱり未だ"吸血"の印象が根強くある為かどうしても気味悪く感じる。

 


洞窟内で華奢な手足をバタつかせて、奇妙な鳴き声をあげ、薄い翼の膜をバタバタさせる様も気味がわるいけど、部屋の中でもまあまあ怖かった。

 

 

昔狭い洞窟でコウモリの大群が頭上を通り抜けて行ったことがある。ぞっとした…なんやったらちょった頬とか触れたかも。


何故そんなところに居たのかって?幼い頃忍者の修行で行ったとある洞窟でね…


詳しくは高知県 猿田洞 でググってみてほしい。

 

 

 

お陰で大人になっても忍の如く引き篭もるのが好きなってしまい…

 

 

 

さあ、

でもまてよ。コウモリのことをよく知りもしない。なのに第一印象と幼い頃の記憶(プチトラウマ)だけで気持ち悪いと決めつけていいのか?

だって好きな人によく知らないうちに

「気持ち悪いっす」

とシャットアウトされると辛いですよね?トラウマですよね?せめて知ってもらうチャンス欲しいっすよね?

 

 

余計な感情移入でしたが、

 

早速近寄ってみた。

 

あれ?

なんか手の感じとか、可愛くないですか?


必死で捕まって、これ寝てるんですよ?


必死で自分の腕に捕まって眠ってる赤ちゃんを彷彿させませんか?


しませんか…   


赤ちゃんは逆さまに捕まったり…

 

しませんか…

 

常識人ぶってないで想像力膨らませましょうよ。。

 

 

 

 

その後、お顔の方をそーっと写真を撮って見た。これは緊張した。

 

ビビって、羽ばたき始めたら、流石にトラウマが蘇りコウモリも真っ青の高音で叫んでしまいそう。


とか思いながらアイフォンのスピーカーの穴をこれでもかと塞いでシャッターを切る。


あれ?よくわからない。

 

次はフラッシュをオンに。


夜行性動物にフラッシュはドラキュラに太陽の光を当てるようなもんだ。(適当)

 


パシャ!

 


ピクリともしない。

寝坊助さんなんだね、、、


こんな間近くで見たことなかった。

それだけでも印象が変わった。

 

近くから見ないとわからないことってあるでしょ?あれ?意外と睫毛長いね?とか、こんなとこホクロあっただ!とか、あれ?今日は髭剃り残しあるよ?とか、あれ?今日は口臭いよ?鼻毛出てるよ?とか…

 

欠点も含めて好き!!が一番ですね~鼻毛くらいなんだ!ですよ…

 

 

 

さあ、

問題はこいつの処理。


勿論不必要な殺生はしません。


外に逃がそうにも雨降ってるし、そもそもこいつ少し可愛く見えてきたとはいえ、掴める??ちょっとまだそれは早いよ?まだ1回目のデートだよ?


ただ夜まで置いとくと、密室で彼?彼女?のゴールデンタイムに入るわけで…  考えただけでもちょっと鳥肌立ちますね。


夜は獣になるんです。初めてのデートなのにだよ…

 

 

 

 

 

こわいけど、大きめの袋を被せて、起こし、袋の中であばれる君になっているコウモリさんを窓の外に出すしか…


雨はもう我慢してください。

 

相合傘はしてやれません。


ああ、気が重い。。。


色んな意味で気が重い。。。(雨の中放り出すという鬼畜行為に及ぶ自分への嫌悪感、気持ちよさそうに寝ているコウモリさんを叩き起こす自分の寮母感、近づいてお互いを知った上で拒否られる辛さを与えてしまうという罪悪感etc.)

 

 

ああ気が重い。。。

 

でも、やるしかないよね。

 

きっと忘れないよ。

 

 

 

 

バサっ、

 

 

 

バタバタバタバタ!!!

 

 


キィーーーー!!!

 

 


ガサガサガサ!!!

 


ガチャン!ガラガラガラ!!

 

 

バサバサ!!

 

 

 

ガラガラガラ!!

 


ガチャ!!

 

 

 

 

ぜぇぜぇ…

 

 

 

 

 

 

 


(静寂)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


…ああ、孤独を感じるね。

 

 

 

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